コカコーラが行っているネームボトルキャンペーン『Share a Coke』をご存知でしょうか?
コカコーラ・ボトルに250種類の名前をそれぞれ付けて販売するというキャンペーンです。
みなさんも、もちろんご存知だと思いますが、あれを見た時何の意味があるんだ?と思いませんでしたか?
実はあのキャンペーン、すごい効果があったんです!
なんと、アメリカでは売り上げが10年ぶりに2%アップしたんだそうです。
2%と聞くとそれだけ?と思うかも知れませんが、コーラだけでも何千本、何万本と売っているコカコーラ社です。
売り上げも半端ではありません。
その売り上げが2%も伸びたと考えたら、このキャンペーンの効果は大成功と言えるでしょう。
そしてこういった成功を各国で積み重ね、現在では70か国で『Share a Coke』が行われているそうです。
では、やっと本題に入りますが、今回のお話は「可変印刷」についてです。
可変印刷とは、印刷物のデザインや文字の一部だけを変更して数種類の印刷を同時に行う印刷技術のことです。
もっとも一般的な可変印刷といえば、宛名印字が思い浮かびます。
お正月の年賀状を送るとき、メッセージや写真は同じもので良くても、宛名まではそうはいきません。
そんな時、パソコンを使って宛名を管理した経験はありませんか?
印刷技術が進歩し、版がいらないデジタル印刷になったことでこんなことが可能になったんです。
当時ではとても革新的なことだったのではないでしょうか。
現在では、そんな可変印刷をもっと活用しようという動きがあります。
先ほど紹介したコカ・コーラの『Share a Coke』のように、同じ商品にいろんなラベルを採用してPRするのもその一つかもしれません。
また、お客様一人ひとりに少しずつ内容の違うDMを送る、なんて動きもあるとか。
技術の進化で世の中が変わるとはいいますが、印刷の世界も同じです。
シールの世界でも少しずつ可変印刷が活用されつつあります。
同じ商品でも貼ってあるシールにいろんなバリエーションがあれば、興味をそそるかもしれません。
みなさんもぜひ、活用ください!
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